星景

胆振地方の牧草地帯で星空撮影

星景写真を撮ること決めてから毎月新月期は身を軽くしてチャンスがあれば星空撮影に行くことにしている。今月は今回で3度目の出陣となった。

 

メジャースポットでなくても

自分は写真を撮る人達の中では有名ないわゆるメジャーなスポットではあまり写真を撮らない。理由はいくつかあるけれど一番はメジャースポットではないところで撮ることの方が自分にとって楽しいからだ。

メジャースポットで撮ることのメリットや良さはもちろんある。すでに撮影するために必要な現場の状況が分かっている、良い構図の手本がすでにある、アクセスがしやすい、風景や対象の被写体が素晴らしいなどなど。

ただ自分は何もないところから自ら場所を選択し、自らの足と目でその場を確認し、構図を決めて写真を撮る。その一連の作業がわくわくし楽しいと思う。反面それは写真を撮るということにおいてはとても非効率な作業だ。自分で決めた場所に実際に行ってみたら光害ひどくて星が撮れなかったということは今まで何度かある。

ただ本来趣味とは効率性を求める仕事とは違いそういった非効率なことを楽しめる唯一のことなのではないかとも思ったりする。

鮮やかな七色の星の雨

さて今回もそんなあまりメジャーではない場所を選んで撮影をしにいった。場所は胆振地方の牧草地帯。グーグルマップなどでエアーロケハンしただけでまだ一度も現地に行っていない場所の3箇所。そのうち1カ所でもまともに撮れればとそんな気持ちで現地に向かった。

暗くなる前に現場に着き3箇所の撮影場所を足早にロケハンした。幸運にも3箇所とも撮影に支障となるような近くの街灯等の明かりはほとんどなかった。遠くの離れた街の明かりの影響などは夜になり実際に写真を撮ってみないと分からない。

暗くなり1箇所目「双子の木」と勝手に名付けた左右対称な2本の木が立ち並ぶ牧草地で星ぐるぐるの撮影開始。心配した街明かりの光害の影響はほぼなかった。撮った現場ではわからなかったが、家に帰り現像すると見事な七色の星の雨の軌跡が撮れていた。今まで何度か星ぐるぐるを撮ってきましたがこんなにも鮮やかに撮れたのは初めてでうれしかった。

(20190409撮影 α7ⅲ,sel24f14gm:124枚比較明合成,iso200,f2.5,ss30)

続いて同じ場所にて天の川。美しい風景にあまり言葉はいらない。

(20190910撮影 α7ⅲ,sel24f14gm:12枚スタック,iso2000,f2.2,ss20,Kenko MC PROソフトン(A)使用)

対比が美しい

次は場所を変えて朽ちかけた牧場の納屋と天の川。納屋の軒下にはまだ雪が残り、分かりにくいかもしれませんが手前の木柵の下雑然と置かれた木片の近くにはフキノトウが咲いており季節感が現れています。こういうのはSNS的に受けが良くないかもしれませんが自分は好きなのでどんどんこれからも撮っていこうと思います。

(20190410撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:星景13枚スタック,iso2500,f2.2,ss25,Kenko/前景1枚iso400,f2.2,ss180)

失敗したが結果オーライ

続いてまた場所を変え360度見渡す限り牧草地の広がる場所で。実はパノラマ撮りのノーダルポイントというカメラ設置位置を間違えました。地面が水平になるはずが大きく湾曲し魚眼レンズで撮った絵みたいになってしまいました。ただ、これはこれで味がありきれいに撮れてるので自分的に良しです。黙っていればだれも気付きません(笑)

(2019撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:12枚×2段パノラマ合成,iso2000,f2.2,ss30)

帰り道、牛さんを見つけて思わずパシャリ

予定の3箇所で無事星を撮り終え牧草地帯の細道を通って帰宅する途中、ヘッドライトに反射する複数の動物の目に気づきました。まさかと思って確かめると牛が数頭横たわっていました。少し遠かったですがめずらしいと思い天の川と牛のコラボ写真を思わず撮りました。

(20190410撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:iso3200,f2.2,ss30)

もう少し近寄れるところでパシャリ。

(20190410撮影 α7ⅲ,sel24f14gm:iso3200,f1.4,ss25)

朝焼けも美しい

最後に朝焼けが美しかったので素敵な牛舎のある牧場を前景にパシャリ。

(20190410撮影 α7ⅲ,sel24f14gm:iso100,f8.0,ss4)

というわけでマイナーな牧草地帯での撮影になりましたが今回も一晩中楽しむことができました。

 

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