星景

白老・登別の天の川-その1

実に4か月半ぶりの星空撮影にでかけた。コロナ自粛の中、どう考えても不要不急の星空撮影を控えた。その間カメラに触ることはなく、個人的にいろいろ考えることがありいっそカメラ自体をやめてしまおうかと思うぐらいまで気持ちが落ち込んでしまった。。

7月のネオワイズ彗星、今月のペルセウス座流星群の大イベントもやる気が沸かず見送ってしまった。ただ、それらを撮った方々の素晴らしい写真をネットで拝見していると、少しずつ星空を撮ってみたいと思うようになった。

あまりにも久しぶりで操作に多少戸惑うこともありましたが、やはり星撮りは楽しいと思える撮影となりました。

灯の消えた灯台

まず最初の場所は数年前に役割を終えた小さな灯台と天の川。4か月前には横たわっていた天の川がだいぶ立ち上がる形になり月日の経過を感じながらの撮影。あいにく天の川の濃い部分が雲に隠れてしまったけどこれはこれで雰囲気のある良い写真。今後はこういう雲や霧がかった星景写真も積極的に撮っていきたい。

(20200816撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:iso3200,f2.0,ss20,LEEソフトフィルターNo.3使用)

登別大湯沼で噴煙と天の川

場所変わり登別大湯沼。昼間ロケハンしたときはおとなしかった火口跡からの噴煙が夜に活発に。星ぐるぐる撮影の失敗写真のうちの1枚ですが、暮れ始めた薄雲の上に星空が輝き始め幻想的な雰囲気の写真に。

(20200816撮影 α7Ⅱ,samyang 14mm F2.8:iso400,f2.8,ss30,LEEソフトフィルターNo.3使用)

暗くなって天の川が立ち上がる頃噴火口の上から。立ち上がる噴煙と薄雲でまたもじらされるかのように天の川の濃い部分を見せてくれません。幻想的な雰囲気をそのまま残すため、温泉街の色かぶりはそのままにし一枚撮り。

(20200816撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:iso3200,f2.0,ss25,LEEソフトフィルターNo.3使用)

天の川と濃い部分の方向と反対方向を見ると遮る噴煙や雲はなくきれいな星空が広がっていました。

(20200816撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:10枚スタック,iso3200,f2.0,ss25,LEEソフトフィルターNo.3使用)

北の空も同様。北斗七星がよい位置にありました。ソフトフィルター効果が弱かったのでちょっと補正しています。

(20200816撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:星景iso3200,f2.0,ss20,LEEソフトフィルターNo.3使用/前景6枚スタック.iso3200,f2.0,ss20)

支笏湖で初自撮り

登別大湯沼では結局濃い天の川を撮影できず帰路に。途中夜明け前東の空に昇るはずのオリオンと金星を捉えようと支笏湖へ。ただここでも雲に覆われてしまいました。仕方ないので前からやろうと思っていた自撮りの練習撮影を実行。45歳のおじさんには25秒静止はちょっときつかった。。二の腕や太ももがプルプルです(笑)

星景自撮りのやり方は調べても詳しく解説している人が見つけられず、いまいち要領がまだわかりませんが色々試してより良い方法を探っていこうと思います。こういう模索も楽しいですね。

(20200817撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:星景iso3200,f2.0,ss25,LEEソフトフィルターNo.1使用/前景iso6400,f2.0,ss25,LEEソフトフィルターNo.3使用)

とこんな感じでコロナ休止再開後初めての星撮り撮影は終わりました。撮影開始する8時間も前に現地に入り30度を超える炎天下の中、あちこち目当ての場所をロケハンしました。ほとんど今回は無駄になってしまいましたが、汗をかきながら筋肉痛になるくらい歩き、たとえ思い通りの撮影ができなくとも楽しいと思えるものは自分にとって星空撮影以外にはありません。今回の撮影で改めて実感しましたが、その気持ちを大切に長く続けていけたらと思います。

実はこの撮影の3日後再びチャンスがあり再び同じ場所を訪れ天の川撮影にチャレンジし今回よりもはっきりと天の川と捕らえることができました。それらの写真は次回に。

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