再びコロナの影響が大きくなってきました。星空撮影をまた自粛するか少し迷いましたが今月は自分なりに感染対策をしっかりと行い、もともと一人で真夜中の活動ではあるもののコンビニ利用を最小限にとどめるなど極力人との接触を避けることで活動を継続することにしました。12月以降ももよほどのことがない限り活動を継続するつもりでいます。趣味であり不要不急の行為であることは間違いありませんので、ご批判はお受けします。
星撮影あるある
新月近くの今月初旬、気象予報GPVの雲予測を頼りにニセコに撮影に向かいました。晴天が夕暮れから深夜まで続く予報でしたが、現地に着くと雲行きが怪しくいっこうに晴れてくれません。晴天が続くなら、冠雪したある山の中腹まで登る予定で冬用の登山靴まで用意していたのですがあきらめ撮影場所を変更することにしました。
写真はそのニセコで畑の筋がはっきりわかる程度に雪が積もった場所での試し撮り1枚です。本来なら畑奥に見える印象的な一本木と天の川を絡めて写真を撮るつもりでいました。このような畑の筋が分かる程度の積雪の時期は短く星空と絡めて撮れれば貴重な写真となったはずですが残念です。
雪化粧の洞爺湖で
ニセコから1時間以内に移動できかつ晴天が期待できる地域。雲予想GPVと撮影場所を予め登録しているアプリを確認しながら急いで代替場所を探します。結局洞爺湖にしました。洞爺湖の星空は前回3月に天の川と絡めて撮影しましたが、今年撮影した中で個人的に一番撮影がうまくいかなかったと思っていた場所でありまたいつかチャレンジしようと思っていたのでちょうどよかったです。
ただ今回は前々日にまとまって降り積もった雪景色と星空を何とか撮影したかったのですが、洞爺湖がどの程度雪があるのか情報がなくいってみないとわからない状態でした。ニセコより間違いなく雪が少ないですが、なければないで撮るしかありません。とにかく急いで洞爺湖に向かいました。
最初の場所は前回天の川を撮った場所と同じサイロ展望台にしました。到着すると雲はなく心配していた雪も思っていた以上にあり、シンボル的な中島の三つの山にも冠雪しているのがわかりました。この場所は洞爺湖の温泉街や街の明かりで星空を映すのが大変難しい場所ですが、今回は雪の感じもしっかりと映したいので星空と同じくらい前景も時間をかけて丁寧も撮影しました。
撮影を終え次の場所へ移動する前に、サイロ展望台敷地内にあるインスタ映えするおしゃれなコンテナ型のcafeとオリオンを絡めて。「星空カフェ」と題を付けたくなるような1枚が撮れました。
次の場所も前回天の川を撮ったポイントと同じところから。雪が積もると同じ場所でもまるで印象が変わるところが面白いです。特に洞爺湖の中島は形といい大きさといい何とも言えない趣があります。北海道にはいくつも大きなカルデラ湖がありますがそういう趣きがあるという点で自分は洞爺湖が一番好きです。
終わらない夜、星空を求めて
洞爺湖でなんとか満足のいく撮影を終えることができましたが、まだ時間があったのでもう一箇所現地ロケハンを一度もしていない場所へ向かいました。あまりこのようなことはしないのですが、最悪撮影ができないような場所であったとしてもそれが分かるだけでよいと思い車を走らせました。
ついてみるとなかなかのロケーションの場所でした。ただ暗闇の中、月が昇ってくるタイムリミットを気にしながらの構図探りとなってしまったのでなかなか良い構図が決まりません。下写真は何枚か撮った試し撮りの一枚です。いつも撮影時レンタカーを借りてますが、この日借りた車がカラフルでちょっとかわいい形の車だったのでその車をポイントにして撮りました。一枚撮りでやや画質が悪いですが、なかなか気に入っています。
オリオンの反対側には冬の天の川がちょうど冠雪した山の位置にきていましたが、山頂部が雲にかくれいまいちよい写真になりませんでした。またいつかチャレンジしようと思います。
とこのような感じで、今回は本命の場所ではありませんでしたが北海道らしい雪景色と星空の写真を撮ることができ満足な活動となりました。ありがとうございました。