星景

道東の岬で星空を堪能

道東遠征3日目、あまりメジャーではない岬に向かいました。

ロケハン、夕暮れの岬

星景写真は前景の良し悪しで7,8割方作品の出来が決まると自分は思っているので撮影前の現地でのロケハンはとても大事にしています。よっぽどのことがない限り下見のロケハンなしの一発勝負で星景の撮影をするということはありません。

ただ星景写真のためのロケハンはなかなか大変で撮影する夜は暗闇で前景となる風景が十分に確認できないため太陽の光が残る日中に行う必要があります。

これを一日のうちにやろうとすると、夕暮れ前ロケハン→夜待ち待機→撮影という非効率な工程を踏むことになります。今回の岬も初めて訪れる場所だったので夕暮れ前に現場に入りロケハンを行いました。

現場に着くと陽がだいぶ傾いてました。グーグルなどで事前に下知らべしていた情報通り抜群のロケーションでした。景色を楽しむのもそこそこに星景アプリと方位磁石を片手にオリオン座や天の川の昇る位置を確認して構図を決めていきます。

あれこれ考えながら写真を撮っているうちに日が暮れてしまいました。

冬の天の川を初のパノラマ撮影で

夜9時過ぎ空が十分に暗くなったのを確認して冬の薄い天の川を初めてとなるパノラマで撮ってみました。現場では成功したか分かりませんが家に帰って合成してみると繋がりはうまくいってました。ただせっかくのオリオンや冬の大三角形などの星座がソフトフィルターなしでは目立たなくちょっと失敗しました。

(20190309撮影 α7ⅲ,sel24f14gm:8枚パノラマ合成,iso1600,f2.0,ss15)

水平線から力強く立ち昇る天の川、儚く消えゆく黎明の天の川

別の場所で時間をつぶしたあと日が変わった午前2時半ごろ再び現場に戻り撮影再開です。しばらくすると水平線からひと際ひかり輝く木星とともに夏の天の川が昇ってきました。

遠征初日に苦しめられたPM2.5の影響はほぼなくクリアに天の川を目視することができました。

(20190308撮影 α7ⅲ,sigma14mmf1.8art:iso3200,f2.5,ss20)

続いてまたパノラマ撮影。久しぶりに見るクリアな夏の天の川です。

(20190308撮影 α7ⅲ,sigma14mmf1.8art:9枚×2段パノラマ合成,iso3200,f2.5,ss20)

やがて東の空が明るくなってきました。水平線が赤く染まると同時に天の川はうっすらと姿を消していく黎明(れいめい)の時、息をのむ美しさがそこにありました。

(20190308撮影 α7ⅲ,sigma14mmf1.8art:4枚スタック,iso1600,f2.5,ss30)

こんな感じで遠征3日目も運よく星景写真を撮ることができました。

ふたご座流星群 at道東

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