星景

ふたご座流星群 at道東

コロナの深刻な状況がなお続いておりますが、自分なりの判断により札幌市外往来を伴う月1,2度の撮影活動を継続しています。不要不急の趣味の活動のためご批判はお受けします。

さて今回は自身初となる流星群の撮影に挑戦してきました。撮影日当日、「晴れていて、かつ流星群が見られる南東から南西にかけて開けており、かつ人があまり来ずまた来ても星空と地上時間差別撮りをして後処理しやすい場所」などいつもの撮影環境と比べてかなり条件が厳しくなり撮影地を決めるのを直前まで悩みましたが、結局以前撮影したことのある道東の岬に行くことにしました。

道東の岬で星空を堪能

道東遠征3日目、あまりメジャーではない岬に向かいました。 ロケハン、夕暮れの岬 星景写真は前景の良し悪しで7,8割方作品の出来が決まると自分は思っているので撮影前の現地でのロケハンはとても大事にしてい ...

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初の流星群チャレンジ

19:00時頃現場に着くと雲はなく流星群が無事みれそうでした。早速撮影準備に取り掛かっているとほどなくして、もう一人同じ目的の方がやってこられました。ご挨拶し、自分は星空と地上別撮りなので自由な場所で撮っていただいても支障のないことをお伝えしました。今回の写真は一枚撮りのものを除きすべて前景(地上景)は星撮りが全て終わり、もう一人の撮影者も帰られたあとまとめて撮影しました。合成は一部に批判的な考えもありますが、このような他の撮影者との撮影時の干渉を避ける手段としてとても有効な手段であると自分は考えています。

話がそれました。肝心の流星群ですが、この岬で2台のカメラで合計2500枚撮影し30以上の流星を写真に捉えることができました。ただ自分が満足できるような構図的に良い位置と大きさ、色、明るさのものとなるとなかなか映ることはなく、結局下の写真の一枚でした。それでも初めての流星群チャレンジにして、この一枚を撮れたことは自分なりには大変満足しています。

(20201213撮影 α7ⅲ,sel20f18g:星景128枚スタック,iso8000,f2.0,ss10,Kenko PRO1D プロソフトン クリア(W)使用/前景,iso1600,f2.5,ss243)

海から風が吹き付け体感ではー10度以下でしたが、空は澄んで本当に星空がきれいでした。流星も目視でこんなに流れるものかというくらいたくさん空をよぎるのを鑑賞することができました。SNSでは写真に捉えた流星をすべてのせる全部のせ写真をよく拝見しますが、自分的にはあまり美しいとは思えないため今回はあえて作製するのをやめました。労力的に大変だというのもあります。下写真は岬の木道の中段にある踊り場デッキから。

(20201213撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:星景128枚スタック,iso8000,f2.0,ss15,LEEソフトフィルターNo.3後玉装着/前景,iso1000,f2.5,ss521,LEEソフトフィルターNo.3後玉装着)

後ろを振り返ると冬の天の川の色のにぎやかな部分がちょうど立ち上がっていました。一枚撮りですが、こんなに色が出るのは珍しいです。流星群がなければもっとこのような写真を撮りたかったのですが、今回はこの一枚のみです。

(20201213撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:iso8000,f2.0,ss20,LEEソフトフィルターNo.3後玉装着)

固定撮影なので動いていくオリオンの位置に合わせてどんどんカメラの方向を変えていかなくてはなりません。4時間の撮影で計3回カメラの方向の修正が必要でした。下は雲が出て撮影ができなくなる前の最後の構図のカットです。少し登り坂気味に上がっていく岬の先端の上にオリオンが輝いています。自分的には満足できない大きさと明るさですが、良い位置に一つ流星が映っていました。

(20201213撮影 α7ⅲ,sigma14mm f1.8 art:星景128枚スタック,iso8000,f2.0,ss15,LEEソフトフィルターNo.3後玉装着/前景,iso1000,f2.5,ss521,LEEソフトフィルターNo.3後玉装着)

最後は今回の流星撮影で副産物的にできる星の軌跡を。オリオンのカラフルな色がきれいに出ています。

(20201213撮影 α7ⅲ,sel20f18g:星景300枚比較明合成,,iso8000,f2.0,ss10,Kenko PRO1D プロソフトン クリア(W)使用/前景,iso1600,f2.5,ss243)

以上このような感じで自身初の流星群撮影となるふたご座流星群の撮影は終わりました。

14mmの画角ではたくさんの流星を捉えることができるものの、流星の大きさ的には小さく映ってしまうこと。かといって20mmや24mmを使用すると私の行う固定撮影では頻繁にカメラの方向修正が必要なこと。最初に想定した構図の画角方向からかなりずれた方向で捉えた流星をあたかも最初に想定した構図で流れたように後で合成する手法を自分の中でどこまで許容するのか、、、等。

以上のような今回の撮影で生じた課題を自分なり解決してまた次の機会にチャレンジしてみたいと思います。ありがとうございました。

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